2009年06月05日

LED照明の放熱技術と品質評価のセミナーご案内

★LED照明用光学シート・基板の開発動向からチップ・モジュールの熱設計まで徹底詳解!!

講 師
1.(株) マルチタスク・カンパニー シニアパートナー/PhD 服部 寿 氏
2.旭化成ケミカルズ(株) 機能樹脂技術開発部 主席研究員 末澤 寛典 氏
3.利昌工業(株) 開発本部 化学技術研究所 化研2部 主査 奥村 浩史 氏
4.スタンレー電気(株) 第1技術部 TL 東海林 巌 氏

日 時 平成21年7月24日(金)10:00〜17:30 

会 場 [東京・五反田] ゆうぽうと 5F さわらび
聴講料 1名につき63,000円 (消費税込み、昼食・資料付き)
【1社2名以上同時申込の場合1名につき52,500円】

申込みはこちらから⇒ http://www.gijutu.co.jp/doc/s_907410.htm

プログラム
【10:00〜11:30】
1.次世代照明の市場・アプリケーション・課題と欧米での最新開発動向
(株) マルチタスク・カンパニー シニアパートナー/PhD 服部 寿 氏 

■講座の趣旨:
 数年後の世界市場が10兆円とも言われる照明分野を目指して、白色LEDや有機ELなどの次世代新照明デバイスが日々開発・商品化されている中、日本では市場導入や製造技術開発・工業規格・アプリケーション開発の分野では欧米に比べ遅れが見られる。本講演では、欧米における環境問題との関連、政府の次世代照明への開発振興策、標準化と市場導入戦略、市販されている製品の性能の実態と課題について報告いたします。

■ご講演項目:
1.LED照明・有機EL照明の世界の市場規模予測
2.LED照明・有機EL照明の課題とアプリケーション
3.温暖化と水銀に関係した環境問題への取り組み
 3.1 温室効果ガスを削減させるための照明製品に関する政策動向
 3.2 水銀汚染の実態と照明製品市場への影響
4.LED照明・有機EL照明分野での米国政府の開発振興策
 4.1 基礎技術の開発動向
 4.2 固体照明の標準化と市場導入動向
5.有機EL照明分野でのEUと欧州各国政府の開発振興策
6.米国と欧州の企業の動向と特許出願状況
【質疑応答】

【12:20〜13:50】
2.透明樹脂の特性とLCD関連、LED照明関連部材への応用
旭化成ケミカルズ(株) 機能樹脂技術開発部 主席研究員 末澤 寛典 氏

■講座の趣旨:
 携帯電話からPCモニター、大型TVまで液晶FPDの市場は拡大しており、バックライトに 使用される光学シート、フィルムも高性能化が要求されている。 また、LEDの高性能化、 汎用化により、LED照明市場の拡大が期待されている。 光学分野への透明樹脂の適用、 特に光学特性に優れたPMMAの特性、高性能化、今後の展開について概要を説明する。

■ご講演項目:
1.PMMA樹脂の分子構造と製造方法
 1.1PMMA樹脂の分子構造
 1.2重合方法
 1.3シート製造方法
2.PMMA樹脂の種類と特性
3.光学特性の基礎
 3.1光の透過性
 3.2光の屈折
 3.3偏光と複屈折
4.各種透明プラスチック材料の概要
5.PMMA樹脂、透明プラスチックの光学製品への応用
 5.1LCDバックライト関連部材
 5.2LED照明関連部材
6.光学材料用PMMA樹脂の今後の展開
【質疑応答】

【13:50〜15:20】
3.LED照明用基板の耐熱・耐変色性向上と放熱技術(仮)
利昌工業(株) 開発本部 化学技術研究所 化研2部 主査 奥村 浩史 氏

プログラムの詳細は後日掲載させていただきます。

【15:30〜17:30】
4.照明用LEDの特性と熱対策および品質評価
スタンレー電気(株) 第1技術部 TL 東海林 巌 氏

■講座の趣旨:
 100lm/Wを超える効率をもつLEDも量産段階に移行してきた。効率だけでなくパッケージあたり1,000lmを超える光束のLEDも開発されている。コスト低減も進んできており、ここ数年では演出照明や特定用途向けから店舗照明を始めとした一般照明分野に展開している。注目されるLEDですが、これまでの蛍光灯や白熱電球と異なり出力、順電圧、波長等が温度により影響を受け、劣化も温度により大きく左右される。熱とは何か、LEDの温度とはどのように測定して、温度影響度をモジュール設計に反映するかなど、光と熱をいかに制御するか、LEDの課題である構造的、材料的相違から基本的な考えを説明し、システム的な熱対策について要望を示す。

■ご講演項目
1.はじめに
2.LEDの基礎特性
 2.1 周囲温度-出力特性
 2.2 周囲温度-波長特性
3.チップ、デバイスレベルの熱設計
 3.1パッケージング材料
 3.2熱伝導率の測定方法
4.モジュール、ユニットレベルの熱設計
 4.1自然空冷による放熱
 4.2強制空冷による放熱
 4.3熱輸送デバイス
5.パテントからみた放熱技術
 5.1温度測定技術
 5.2温度測定の種類
 5.3熱電対による測定
 5.4放射温度計による測定
 5.5順方向電圧による測定
 5.6波長による測定
6.LEDの品質評価方法 
 6.1放熱性評価
 6.2信頼性評価
7.まとめ
【質疑応答】

申込みはこちらから⇒ http://www.gijutu.co.jp/doc/s_907410.htm
タグ:Led 温度 照明
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2009年05月26日

有機EL発光材料の開発状況の分析

創知というベンチャーが開発した概念検索&2次元マップ化技術を応用した知財分析ツール、XLUS(カイラス)を使って、蒸着プロセスを用いた有機EL発光材料の開発状況調べてみました。このツールは日米の特許を使った分析が主体ですが、今回は日本での状況を調べました。現在、大手企業を中心に50社でご利用しているそうです。

下図をクリックすると、拡大されて読めるようになります。

test3.bmp
各社の今年に出願された特許から開発状況の差異などが、うまく分離されて表示され、その中味の分析が、効率的にできます。

もしこの解析ツールにご興味がありますようでしたら、

hisashi.hattori(アットマーク)nifty.(コム)

にご連絡下さい。(アットマークは@)(コムはcom)です。
詳しい内容などお送りいたします。
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2009年05月20日

有機EL照明セミナーのご案内

-有機EL照明 その市場性・低コスト化・発光効率・信頼性-

開催に当たり

有機EL照明技術は、次世代照明として発光効率や寿命や生産技術の面で着実に進化しており、海外では白色LED照明に対しても競争力のある技術と見なされている。今後はLED照明と市場の住み分けが進むか、市場サイズがどの程度か、という疑問がある中で、何よりも注目されるのは、生産方式・低コスト化・発光効率向上・寿命の課題だろう。

  本セミナーでは、ドレスデンのフラウンフォーファ・インスティチュートIPMSの副所長で有機EL照明開発の第一人者、Dr.カール・レオ教授の講演を皮切りに、有機EL照明がそのコスト・発光効率・信頼性の課題を克服し、既存の照明技術とどのように競って行けるか、世界的な視野に立った事業戦略を展望するための内容をお届けする。

日 時:2009年6月29日(月) 13:30-17:00
会 場:総評会館 502会議室 40名様先着順受付
企画・主催:グローバルネット株式会社



プログラム※各プログラム時間には質疑応答を含みます。
     ※セミナー終了後にご講師との名刺交換が可能です。
受講料: 一名 29,400円(税込、資料代含む)

セミナーへのお申し込み

<プログラム1>(13:30-15:05)
「高効率有機EL照明デバイスの材料と構造」(仮題)
講師: Dr.カール・レオ
    フラウンホーファー・フォトニック・マイクロシステム研究所
    ノバレッド社Supervisory Boardメンバー
    ドレスデン工科大学 教授
    東北大学 客員教授

 有機ELは20年間に渡る開発の結果、実用化段階に入ったが、性能面や寿命等については、まだ開発途上である。
 講演では、基礎的な有機ELの原理を最初に述べ、次に発光効率と寿命をいかに伸ばしてきたかの開発状況を述べる。最近のelectrical dopingのコンセプトが有機ELデバイスに有効であった事例を示す。この原理のmolecular dopingによって緑色の有機EL発光の効率と寿命が改善でき、現在のLED発光デバイス以上の効率が得られている。低分子材料を蒸着で付けるプロセス以外に、より低価格のウエットプロセスによる有機ELデバイスの製造にも言及する。

 1. ドレスデン工科大学での有機ELの開発
 2. Novaled のPIN OLED構造
 3. フラウンホーファー フォトニック・マイクロシステム研究所での
  有機ELのパイロットライン設備と実用化研究


<プログラム2>(15:20-16:15)
「海外における有機EL照明の開発・標準化・市場導入計画の動向」
講師: 服部 寿 氏
   株式会社マルチタスク・カンパニー 
   シニアパートナー

・照明の環境対応動向
・有機EL照明の世界の市場規模予測
・有機EL照明分野の欧州での開発振興の取り組み
・有機EL照明分野での米国政府の開発振興
・市場導入支援策
・有機EL照明機器の標準化動向
・海外の企業の動向

<プログラム3>(16:20-17:30)
「有機ELの白色化手法と照明応用の可能性」
講師: 森 竜雄 氏
   名古屋大学 大学院工学研究科 電子情報システム専攻 准教授

・有機EL素子の白色化手法
 ・有機ELの発光スペクトル
 ・白色有機ELの発光材料
・有機EL素子の白色化手法の実際と特徴
 ・構造から見た白色有機EL
 ・白色有機ELの照明への応用と特徴

講師紹介

Prof.Dr.Karl Reo
Max Planck Instituteにて固体物理分野でPhDを取得後、米国のAT&T Bell Laboratoriesに勤務。その後the Institute of Semiconductor Engineering at RWTH Aachen勤務を経て、ドレスデン工科大学の教授となり、光電系有機エレクトロニクスの研究を行う。2001年に有機ELのベンチャーNovaled GmbHをスタートさせる。現在はフラウンホーファー フォトニック・マイクロシステム研究所に勤務しながら、東北大学の客員教授として教鞭をとる。

服部 寿 氏 
英Aston Universityにて流体工学分野でPhDを取得後、コマツ、東京エレクトロン、KLA-Tencorなどに勤務。固体照明開発において先行している海外の国家プロジェクトや企業動向・戦略の調査を2007年から行い、最新のLEDや有機ELなどの照明デバイス、照明器具の海外市場・標準化・開発・特許の現状と将来展望に関する内容を発表する。照明学会・「サステイナブル照明システム委員会」幹事。

森 竜雄 氏
90年4月より名古屋大学工学部電気学科助手、98年より工学研究科電気工学専攻講師、2001年4月より同助教授、2000年3月−12月フランス・ポールサバティエ大学に文部省在外研究員として赴任。主として高分子絶縁材料の高電界現象、有機EL素子などの有機エレクトロニクスに関する研究に従事。高分子学会「高分子エレクトロニクス研究会」&「有機EL研究会」運営委員。APEX/JJAP編集運営委員。

セミナーへのお申し込み
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2009年05月19日

米国議会に提案された屋外照明の省エネ改善の法案

屋外照明の省エネ改善のための法案が、米国議会に最近提出された。この法案(下院法案1732)は既存の屋外照明技術から「効率的な屋外照明技術」への置き換えに対する3段階のアプローチを提案している。以下に示すように2011年からの実施で、屋外照明のエネルギー効率が25%増加する結果を期待している。これは12ヶ所の石炭発電所を稼動停止するのと同等ものエネルギー量である。

屋外照明器具の製造時期 照明効率
2011年1月以降    >50lm/W
2013年1月以降    >70lm/W
2015年1月以降    >80lm/W

法案にはLEDという用語は使われていないものの、提出の際にJames Harman議員は、既存のハロゲンおよび白熱灯技術の代替手段としてLED照明に言及しており、LED照明を屋外照明で普及させることを狙っている。

この法案は、必要に応じて2段階の照度制御が可能な機能も要求している。例えば、夜明けや夕暮れの時間帯には屋外照明に明るさはそれほど必要とされない。

この下院法案1732の提出は、エネルギー省により実施されている、LED照明の事例を強化するような一連のゲートウェイ・デモンストレーションと呼ばれる研究結果と一致しており、その成果を利用しているようでもある。この研究においては、いろいろな都市において、既存の照明をLED照明に置き換え、以前との電力消費および照明性能や範囲を比較して、住民アンケートも行い、実証研究を行っている。

ゲートウェイ・デモンストレーションのある研究では、駐車場に設置された人感センサーによる2段階の操作が可能なLED照明制御の結果を調査した。この結果、年間で約70%の省エネルギーの可能性、5年未満の期間での投資回収が可能であることが判った。コストメリットには、省エネルギーに加えて、照明の製品寿命の費用要因(置き換えにかかる費用)およびメンテナンス費用(人件費)も考慮されている。


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◇◆大量な特許データから、解析マップにより企業戦略も明らかになる!
「LED照明製品とその製品開発・製品戦略の現状と予測2009」
レポートの詳細な内容とお申し込み
http://gncnet.jp/pub/led..html◇◆
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◇◆次世代照明技術の全体像をつかみ、事業戦略への対応を急げ!
「LED照明・有機EL照明産業の世界動向と今後の市場展開」
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http://www.j-techno.co.jp/◇◆
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◇◆有機EL照明が次世代照明の勝者となる道
-有機EL照明 その市場性・低コスト化・発光効率・信頼性-
セミナーの詳細な内容とお申し込み
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マンションと家庭の照明の省エネ

 照明用途の電力は、全世界の電力需要の20%と大きな割合を占めています。このため、温室効果ガスを削減する有力な方策として、照明電力を低減させる動きが全世界で急速に広まっています。マンション内の照明については多岐の使用目的があり、防犯や安全確保、景観照明などマンションの付加価値に関係していますが、節電も重要です。家庭内の照明も含めて、今後はできるだけ電力消費を削減することも、地球温暖化対策とエネルギーコスト削減のためには重要です。マンションションでは、ホールや駐車場で点灯している点灯タイマーの調整・改善などが重要です。

 最近に注目されている新しい照明に、LED照明機器があります。電球型の蛍光灯照明をLEDに変更することで、機器の寿命を5倍程度は改善できますが、同じ明るさや光の質で、蛍光灯より消費電力が減って電気料金が安くなるほどの発光効率の良い機器はまだ製造されていません。現状のLEDの消費電力は電球型の蛍光灯とほぼ同等ですが、機器の価格は数倍程度しますので、まだマンションや一般家庭で使うメッリトは少ない状況です。しかしLED照明機器の技術進歩は急速に進んでおり、数年後には現状の1.5倍程度の発光効率の機器が製造されることが予測されています。そのような時期には、省エネ目的でマンションや家庭において、LED照明を採用してゆくことが進むと思います。

 また、電球やハロゲンランプの代替としてLED照明機器を購入することはメリットがありますが、LED照明性能・省エネ性能の表示基準などが未整備なために、性能をよく確かめて購入されることをお勧めいたします。

 一方、照明の主流の蛍光灯には1個当たり数mgの水銀が使われており、全世界では年間に約120トンもの水銀が消費されています。水銀は蒸気となって地球規模で大気に拡散し、その後に雨となって海に降り注ぎ、マグロなどの大型魚類の汚染を引き起こしています。このため、日本などの先進国では蛍光灯は一般ごみとは分けて集められて、中の水銀を回収します。日本では1トン程度が回収され、回収率は先進国の中ではトップクラスです。しかし先進国以外ではこのような水銀の回収活動は難しいため、欧米では蛍光灯の製造を2020年ぐらいから制限して、LED照明や有機EL照明に代えてゆく開発計画が進行中であり、今後も照明機器の改善が継続してゆくことが期待されます。

 このように照明については今後の10年で大きな変化が起ろうとしており、マンションや家庭でも正しい情報に基づいた機器の選定を行ってゆく時期が近づきつつあります。

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2009年05月18日

特許分析・製品分析が導くLED照明の製品戦略解析ワークショップ

1.開催テーマ
 「特許分析・製品分析が導くLED照明の製品戦略解析」
2.ワークショップの内容
 1)イントロダクション:XLUSにより特許解析のしくみ、メリット(他の特許分析との
  違い)、LED照明のプレイヤー動向にシステムを使った目的、LED照明製品の分解調査
 2)実践:XLUSのデモ40分、解説、随時質疑応答
 3)まとめ:特許分析・製品分解によりLED照明機器の技術動向、プレイヤー別動向
   を知り、事業戦略にいかに活かすか、活かせるかを理解していただくく中で、書籍
   のご紹介を行う。
3.特徴と開催形態
 ・当日のテーマに従い、実践的討議を行い、参加者が有効な情報交換および疑問の解消、
  ヒントが得られる実りある場にできることを目的に、A4 1枚程度のレジメ・カタログ
  をご用意いたします。
 ・一方的講義形式ではなく、参加型討議が中心となるため、主催者側でテキストは作成致
  しません。ご講師には、座長のように解説およびデモをしながら論議を導いて頂きます。


講師:
    株式会社創知 本多克也
    分析工房株式会社 服部 寿 
開催時期:
    6月5日(金) 14:30−16:40 予定
場所:
東京都中央区ハイテクセンター(八丁堀京華スクウェア)内会議室
受講者(募集参加者):
     30名程度まで 
参加費:
  1名3,000円 ※特許解析手法のデモを見、レポートを手にとってもらい、実用性を実感して
 いただくとともに、分析システムに触れてもらう人数を多くするために料金は低く設定いたしました。


お問い合わせは、

グローバルネット株式会社
企画・マーケティング部
杉原 眞樹
http://www.global-net.co.jp
Tel:81-3-5117-2225 Fax:81-3-5117-2223

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2009年04月27日

LED照明の特許の傾向

アプリケーション別に技術開発課題を見ると、屋内照明や屋外照明においては、光学特性の制御や改善といったものが多くなっている。そのなかでも屋内照明では演色性の改善が多く、屋外照明では配光性の改善が多い。屋外照明では太陽光発電との組み合わせ技術に関する出願も多い。また比較的新しい技術としては、可視光通信と照明の融合技術が屋内外照明ともに出願されている。バックライト応用においても光学特性制御に関する出願が多いが、これは輝度ムラや色ムラの防止といった観点である。医療応用では内視鏡への展開が図られているが、件数自体は飽和傾向にある。分析/計測機器応用に関しては、外観や形状検査への応用と光吸収・分光応用が中心になっている。

代表的な要素技術である蛍光材料開発では、国内プレイヤーとしては物質材料研究機構、日亜化学、フジクラ、東芝、昭和電工などが、また海外プレイヤーとしては、パテント−トロイハント、フィリップス、オスラム、三星電機などが上位となっている。傾向材料開発における特徴は、物質材料研究機構といった公的機関の出願が多く、また企業と公的研究機関の共同出願も多い点である。物質材料研究機構はサイアロン系材料が、日亜化学工業はガーネット系が多い。東芝は参入が比較的新しく、ハロリン酸塩等の蛍光体に関する出願がある。蛍光材料開発における新規なアプローチとしては、コンポジット化やナノマテリアル利用などが検討されている。ナノマテリアルに関しては、とくに海外企業からの出願が眼を引く。

放熱技術開発に関しては、白色LEDの高出力化に伴って関心が高まっている領域である。金属ベースの基板を利用する、あるいは基板に放熱用材料を埋め込むなどといった技術開発や、空冷構造を持たせたり、LED配置を工夫するなどの技術が出願されている。耐熱材料に関しては、とくに封止材料に関する改善が多い。または波長変換層(蛍光層)に関する耐熱性向上も検討されている。

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2009年04月18日

海外のLEDや有機EL照明の政策・産業動向などを調査

財団法人機械振興協会経済研究所における平成20年度委託調査研究事業「欧米環境・有害物質規制の展開が固体表示・照明器市場に与える影響調査研究」の報告書要約を以下に掲載いたしました。日本の照明産業の技術を世界規模の競争で活用するために、海外のLEDや有機EL照明の政策・産業動向などを調査した内容です。

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本調査研究においては、欧州・米国・韓国・台湾などにおけるLEDと有機EL技術に基づいた新照明技術の政府主導の開発プロジェクトや産業振興策、工業規格や製品の普及に関わる環境・有害物質規制などの現状と将来動向について調査を行った。

 照明用途の電力は、全世界の電力需要の約20%と大きな割合を占めている。温室効果ガスを削減する有力な方策として、発光効率の悪い電球を廃止する動きが全世界で急速に広まっている。これに代わる小型の電球型蛍光灯やLED照明の導入が急務であるので、各国では新しい照明製品の開発を後押し、地球温暖化対策とエネルギーコスト削減による産業競争力の強化、雇用の拡大を狙っている。

 一方、世界的に水銀の大気や水系への排出量が年々増えており、魚類を食用にする健康リスクは増大しつつある。疫学的な見地からの水銀の危険性は明確になってきており、欧州や米国の政府レベル、自治体レベル、市民団体や環境団体の一般市民へ危険性を啓蒙する活動は徐々に増えている。水銀汚染源の大半は、中国などでの発電のための石炭燃焼であり、その他にも発展途上国での金の採掘に使われる水銀など、欧州のRoHS 指令での水銀使用の制限できる範囲を超えた発生源からの地球規模の汚染が深刻である。このため、石炭発電量の削減、発電所の排気ガスからの水銀除去、水銀輸出規制などの対策が全世界で必要な状況である。蛍光灯に使われる水銀からの汚染は地球全体の汚染の1%前後かそれ以下と考えられるので、RoHS 指令による蛍光灯の使用禁止はそれほど有効な手段では無い。電球を蛍光灯に置き換えて石炭発電量を減らすことが水銀汚染の低減のために急務であるとの考えが、国連や各国政府、環境団体などに共通する考え方である。しかし、長期的には水銀を含む製品は無くしたいという観点から、LED照明のエネルギー効率や信頼性などが向上し、製品コストも低減できた時期に、次の段階として、海外での蛍光灯の使用制限が行われる可能性があると予想する。その時期は、2012年かそれ以降であると考えられる。欧州がLED照明の普及が世界でも進んでいる地域であるので、わが国も欧州での動向を注視してゆく必要がある。

 LED照明が普及してゆくためには、消費者がエネルギー効率の高い照明器具を選べるためのしくみが必要である。このために、欧州と米国では照明器具の工業規格作りを行っている。米国のエネルギー省では、市販の製品の性能や信頼性の評価を行い、LED照明器具の普及促進を図っている。韓国・台湾・中国もこのような工業規格への対応を意識した照明産業政策を採っているようである。LED照明の基礎開発への助成金は米国エネルギー省が年間1000万ドル以上を支出し、LED照明の市場化のためにもさらに年間1000万ドル以上を支出している模様である。中国と中国の地方政府も合わせて年間35億円程度の助成を行っている。同様に、台湾政府は年間15億円程度、韓国政府は年間60億円程度を支出する。

 さらに、次世代の照明として有機EL照明の開発プロジェクトが欧州や米国政府の助成金を得て進行している。EUからは年間に930万ユーロ、ドイツ連邦教育研究省からは年間に2000万ユーロ、オランダ政府やベルギー政府からも助成金が出ている。米国でも、エネルギー省が年間1000万ドル以上を支出し、米商務省の米国標準技術研究所からも年間200万ドル以上が支出されている。有機EL照明はその材料コストが高いという課題はあるが、性能面では実用レベルに達しつつあり、数年後には市場が大きく成長するという予測もある。

 温暖化防止・石炭発電からの水銀汚染防止という環境面からの電球規制と、固体素子照明の技術開発・標準化の進行状況から、2012年の世界のFPD・TV向けバックライトや自動車向け照明を除いた一般照明機器市場の約10兆円の中で、LED照明機器が3100億円、有機EL照明機器も3400億円程度と予想される(換算レートを1ドル=100円として)。数年以降先には水銀汚染の低減のための蛍光灯の使用の制限が行われる可能性もあって、LED照明機器と有機EL照明機器の普及はさらに加速するであろう。

 最後に、日本政府や自治体が環境問題に配慮しながら照明関連産業の発展を促進させるための提言として、以下のような制度、政策や支援の検討についてまとめた。

・米国とEUで実施される予定の水銀の輸出禁止と安全な保管に関する政策と、日本での検討。
・温室効果ガスと水銀汚染を減らす目的のために、電球を廃止しながらLED照明と有機EL照明も導入してゆく政策の検討。
・中国や発展途上国での水銀汚染の拡大を防止してゆく協力。具体的には、石炭発電からの排煙ガスからの水銀除去技術での協力、石炭発電を減少できる太陽光発電や風力発電技術に関する技術協力など。
・日本国民への、水銀含有魚類の多量の摂取を控えるように注意を喚起する啓蒙活動。
・ 消費者にとって照明機器の省エネ効果、品質、安全性に関して判断しやすい基準を作り、製品に表示する制度の促進。
・LED照明機器の、公共性の強い屋外照明(道路・街灯・トンネル・橋梁・駐車場・地下鉄、広告)分野での普及の促進。
・照明器具のコンテストなどの実施による、固体照明製品の普及促進。
・国公立大学の優秀な研究者が、欧米のように事業を起こし易くするなどの環境整備に関しての制度上での工夫。
・照明に関連した新分野での技術調査や民間からの研究テーマの公募によってチャレンジングな開発テーマも含めて選択し、それらの基礎研究を積極的に援助する。
・産学官の緊密な協力を行う上で複数の工業団体などにまたがる関係者の交流促進。


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◇◆大量な特許データから、解析マップにより企業戦略も明らかになる!
「LED照明製品とその製品開発・製品戦略の現状と予測2009」
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「LED照明・有機EL照明産業の世界動向と今後の市場展開」
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2009年02月21日

LEDバックライト動向

水銀レスであるということから、液晶バックライトをLEDに置き換える市場も拡大している。グリーンピースなど環境団体からの圧力もあり、今後数年でLEDがノートPCのディスプレイバックライト市場で普及するという調査結果もある。これは、LEDの低消費電力、薄さ、軽量、環境に優しいという特徴によるものであるが、2012年までに大型モバイルPCのLCDパネルでは9割程度がLEDを採用すると言われる。

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2009年02月15日

光州のLED光産業クラスタ

韓国光技術院が所在する、光州市はLED産業の育成に向けた最適の基盤を構築するために、2012年までの5年間で3000億ウォン(約300億円程度)を投資し、光州をLED光産業クラスタとして発展させたい計画である。1999年から計画されたこの構想は、2007年末までに、光州光産業団地のそばには「LEDバレー」が新しく造成された。2008年に入って56社が工場を稼働させたり新しく建設したりしている。また、OLEDに関する開発はまだそれほど力を入れていない状況である。
同市は2008年9月に「LED照明都市」条例を制定する方針で、2009年10月にはLEDを含む光産業を素材とした「光州世界光エキスポ」を開催し、光の未来像を提示する計画である。主要公共機関の室内・室外の照明は5年以内にすべてLEDに取り替え、ホテルやデパートなどといった民間部門も実験区域指定などを通じて参加を誘導する。また蛍光灯、白熱電球に代わる国民補給型のLED照明灯の開発と商用化を支援する。

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